独占欲に目覚めた御曹司は年下彼女に溢れる執愛を注ぎ込む
須和さんは、誰よりも天馬堂を愛してくれていた。それは葵から見て、絶対なのだ。

(いつうちのお菓子を食べれるのか分からないんだから、これくらいはしないと……!)

葵は、手紙と一緒にお菓子を持っていくことを思いつく。
手早くいくつか商品を取って、すぐに包装した。

(絶対に須和さんには会わないように、秘書の加瀬さんを通して渡そうかな)



気持ちが変わらないうちにと、葵は秘書の加瀬に電話をかけた。
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