14日間の契約結婚~俺様御曹司の宇宙最強の恋物語~
少し遅くに帰って来た愛人。
ちょうど夕飯が出来ていた。
今日の夕飯は和食で、竜夜のリクエストで手巻き寿司だった。
木でできている寿司桶の中に、酢飯が用意されていて、キュウリ、卵、エビ、マグロ、イカ、サーモンなどが用意され好きな物を自分でとってまいて食べるようにそろえてある。
付け合わせに、具たくさんのお味噌汁も用意されていて、ちょっとしたお寿司屋さんに来たような気分だった。
リラは初めて食べるお寿司に感激していた。
元々、お米を食べる事が少ないリラにとってはお寿司にはご縁が遠かったのだ。
楽しい夕食を過ごして。
明日は式の準備で衣装合わせにホテルに行くことにしていた。
「お父さん、今日は僕一緒に寝てもいいかな? お姉ちゃんも一緒に」
寝る前になって、竜夜が言い出した。
ちょっと驚いて、顔を見合わせた愛人とリラ。
「3人で寝たいって、ずっと思ていたんだ。でも、お父さんとお姉ちゃんが仲良くなる事が先だって思ったから」
仲良くなる事って…。
顔を見合わせていた愛人とリラは、ちょっと赤くなった。
「ねぇ、いい? 僕も一緒に寝て」
「ああ、いいぞ」
「今日は竜夜君も、一緒に寝ましょう」
「わーい! 」
大喜びで、竜夜は愛人に飛びついた。
日頃しっかりしいる竜夜だが、こうしてみるとまだ子供である。
寝室のベッドは、3人で寝ても随分と余裕がある。
愛人とリラの間に竜夜が寝て。
とても安心した顔をして、ぐっすり眠っている竜夜を見ていると、愛人もリラも愛しさが込みあがる…。
「…有難う…竜夜を産んでれて…」
竜夜の寝顔を見ていた愛人が小さな声で言った。
「いいえ。お礼を言うのは、私の方です。…愛人さんが愛してくれなかったら。竜夜君を産む事はできませんでしたから…」
「ねぇ…ずっと気になっていたんだが。あんたの両親は、反対しなかったのか? 子供を産む事」
「初めは驚いていましたよ。でも、来てくれた命に罪はないからって応援してくれるって言ってくれましたから」
「そっか。心の広い、ご両親なんだな」
「私の両親は、ちょっと変わっている人なんで許してくれたのだと思います」
「変わっている人? 面白そうだな。…会ってみたいな、あんたの両親にも」
そう言われると、リラは少し寂しげな目をしていた。
そんなリラを見ると、何か深い事情があるように愛人は察した。
その晩は、竜夜を間にぐっすりと眠った愛人とリラ。