14日間の契約結婚~俺様御曹司の宇宙最強の恋物語~
 
 夜になり。
 夕飯が済んでお風呂に入り、明日の準備をして竜夜は自分の部屋に行って寝てしまった。


 愛人とリラも寝室に行って寝る事にした。
 お休みのキスをした愛人が、じっとリラを見つめてきた…。

 あまりにも見詰められ、恥ずかしそうに視線を落としたリラ。

「…もっと顔見せてくれないか? 」
「え? もう十分に見ていませんか? 」

「だって…8年前より、随分綺麗になっていたから。分からなかったから…」
「何言っているんですか? …8年もたてば、誰でも歳をとりますよ」

「そうじゃない。こんなに綺麗になるなんて、想像していなかったから。…俺には、もったいないくらいだって思っているんだ…」
「そんな事ありませんよ」
 
 そっと愛人はリラの額に額をくっつけた。

「ねぇ、どんな星から来てくれたの? 教えてくれないか? 」
「…はい…。アクア星(せい)と言う。聖水に囲まれている星です」

「すごい…名前を聞くだけで、なんだか水の音が聞こえるよ」
「地球からは何億光年も離れていて。…でも私の星からだと、数時間で来ることはできます」

「時間の流れが違うのか? 」
「はい、地球とアクア星では随分と流れが違うので、地球でいう8年は、アクア星では10年経過している感じです」

「宇宙の流れって、そんなに違うんだ」

 ギュッとリラを抱きしめて、頬をくっつけてきた愛人。

「そんな中から、俺の事見つけてくれたのか? 」
「…偶然でした。地球が大好きで、モニターでよく見ていたのです。特に、金奈市は大好きで。このベリーヒルズビレッジが建設されるのも楽しみに見ていました」

「そうなんだ…」
「ベリーヒルズビレッジが完成する前に、愛人さんの事は見つけていて。素敵な人って想ってずっと見ていました。ベリーヒルズビレッジが完成した頃、どうしても会いたくなって…夢の中のふりをして会いに来ました。…絶対に叶わない人だから…一度だけでいいって決めていましたが。一度会うと、また会いたくなって…次も…次も…これで最後だからと言い聞かせて会いに行っていました。…愛人さんは、夢としか思っていないのに…私の中では、勝手に期待が大きくなってしまって…」

 ギュッと、リラは愛人の胸にしがみついた。
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