極上御曹司はかりそめ妻を縛りたい~契約を破ったら即離婚~
一生の運を使い果たしているんじゃないかと思えるほどの好条件、しかも私には付き合っている人どころか、好きな人もいない。
そもそも、夢を叶えるまでは恋にうつつは抜かさないと決めていた。
幸運の女神は後ろあたまが剥げていて前髪しかないから、悩む暇なく捕まえなきゃダメだ、とか言ったのは父だったか。
だから私は思いきって、女神の前髪を掴む。
「じゃあ、これからよろしく頼むな、澪音」
古渡氏――古渡さんと握手を交わす。
これでもう、後戻りはできない。
私の都合での契約破棄は、それなりに違約金が発生するから絶対に。
「じゃあ、食事をしながら今後の打ち合わせをしようか」
さりげなく、古渡さんから腰を抱かれた。
振り払っていいのかわからなくて、所長を振り返る。
「……古渡。
さっそく、契約破棄されたいのか」
「ええーっ、これくらい軽いスキンシップだろ」
「……はぁーっ」
そもそも、夢を叶えるまでは恋にうつつは抜かさないと決めていた。
幸運の女神は後ろあたまが剥げていて前髪しかないから、悩む暇なく捕まえなきゃダメだ、とか言ったのは父だったか。
だから私は思いきって、女神の前髪を掴む。
「じゃあ、これからよろしく頼むな、澪音」
古渡氏――古渡さんと握手を交わす。
これでもう、後戻りはできない。
私の都合での契約破棄は、それなりに違約金が発生するから絶対に。
「じゃあ、食事をしながら今後の打ち合わせをしようか」
さりげなく、古渡さんから腰を抱かれた。
振り払っていいのかわからなくて、所長を振り返る。
「……古渡。
さっそく、契約破棄されたいのか」
「ええーっ、これくらい軽いスキンシップだろ」
「……はぁーっ」