極上御曹司はかりそめ妻を縛りたい~契約を破ったら即離婚~

「紹介するな、俺の嫁になる染宮澪音。
澪音、父と母だ」

「染宮澪音です。
よろしくお願いします!」

古渡さんに紹介され、立ち上がってあたまを下げる。

「これは可愛らしいお嬢さんね。
ねえ、あなた」

「ああ」

お義母さんに同意して、お義父さんがうん、うんと頷く。
そのタイミングで入ってきたさっきの老紳士が、お茶を淹れてくれた。

「こんな可愛いお嬢さん、どこで見つけてきたの?」

老紳士は部屋の隅で、影のように控えて立っている。
それに誰もなにも言わないところをみると、やはりあの人は執事なのだろう。

「どこって、たまたま?
息抜きで入ったコーヒーショップで、偶然、隣に座ったのが澪音だったんだよ。
もう、その美しさに俺の一目惚れ。
その場で口説いてた。
な、澪音?」

パチン、と古渡さんが私にウィンクする。

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