極上御曹司はかりそめ妻を縛りたい~契約を破ったら即離婚~
笑いながら古渡さんはリビングでソファーに腰掛けたが、彼と違う意味で身の危険を感じてならない。

「ふたりはここに住み込みで働いている。
俺と澪音との関係も説明済みだ。
……突っ立ってないで、座ったらどうだ?」

「そう、ですね……」

勧められて古渡さんの斜め前に座る。
大理石……たぶん、の床の一部が青を基調とした幾何学模様のタイルになっており、その周りを取り囲むように座面に白のクッションを有した、ダークブラウンの籐のソファーが置いてある。
中央には大きなガラステーブルがあり、中東あたりの家のようだ。

「素敵なお宅ですね」

「自慢の我が家だからな」

さすが、インテリア会社の社長というべきか。
彼が社長をしているKOWインテリアは古渡工務店が手がけた建物の内装はもちろん、家具や小物のトータルコーディネートまでやっている。
その評価は高く、注目を集めていた。

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