極上御曹司はかりそめ妻を縛りたい~契約を破ったら即離婚~
「婚姻届は今朝、提出した。
これで澪音と俺は夫婦になったというわけだ」
婚姻届は彼と契約を結んだ日、一緒にサインした。
あのときから覚悟はしていたが、いざ夫婦になってもなんの感慨もない。
「偽物ですけどね」
「ま、そうだがな」
トレイを運んできた盛実さんがコーヒーを淹れてくれ、いい香りが鼻腔をくすぐる。
「しかも栄えある結婚一日目だというのに俺は、いまから海外へ長期出張だ」
ははっ、と小さく古渡さんは笑い、カップを口へ運んだ。
「帰りは式の前日になる。
淋しい思いをさせてわるいな」
「いいえ。
ひとりで清々します」
すました顔で私もコーヒーを飲む。
普通なら新婚早々旦那が長期出張、なんて最悪なんだろうが、なんていったって偽装結婚。
いない方がいいに決まっている。
「相変わらずつれないな。
まあ、澪音のそういうところは嫌いじゃない」
これで澪音と俺は夫婦になったというわけだ」
婚姻届は彼と契約を結んだ日、一緒にサインした。
あのときから覚悟はしていたが、いざ夫婦になってもなんの感慨もない。
「偽物ですけどね」
「ま、そうだがな」
トレイを運んできた盛実さんがコーヒーを淹れてくれ、いい香りが鼻腔をくすぐる。
「しかも栄えある結婚一日目だというのに俺は、いまから海外へ長期出張だ」
ははっ、と小さく古渡さんは笑い、カップを口へ運んだ。
「帰りは式の前日になる。
淋しい思いをさせてわるいな」
「いいえ。
ひとりで清々します」
すました顔で私もコーヒーを飲む。
普通なら新婚早々旦那が長期出張、なんて最悪なんだろうが、なんていったって偽装結婚。
いない方がいいに決まっている。
「相変わらずつれないな。
まあ、澪音のそういうところは嫌いじゃない」