極上御曹司はかりそめ妻を縛りたい~契約を破ったら即離婚~
「土産はなにがいい?
あのドレスに似合いそうなダイヤのネックレスでも買ってくるか」
話ながら歩きだした彼を、少し考えてから追う。
「別に、お土産などいらないので。
しいていえばまあ、何事もなく帰ってきてください」
ごくごく普通のことを言ったつもりだった。
しかしながら振り返った彼の首が横にガクッ、と倒れる。
「なんでだ?
俺がいま死ねば、一年間の結婚生活なんて面倒くさいことをせずに、澪音は金が手に入るんだぞ?
しかも、報酬よりも何倍、何十倍もの金が」
「あー……。
そういうことは全く、考えてなかったです」
へらへらと笑って見上げた彼は、そのレンズの幅と同じくらいまで目を見開いていた。
「それにやっぱり、人が死ぬのは悲しいです。
それが、知り合いだと特に。
……家族だと、もっと」
「……すまない、澪音」
そっと、彼の手が私を抱き寄せる。
あのドレスに似合いそうなダイヤのネックレスでも買ってくるか」
話ながら歩きだした彼を、少し考えてから追う。
「別に、お土産などいらないので。
しいていえばまあ、何事もなく帰ってきてください」
ごくごく普通のことを言ったつもりだった。
しかしながら振り返った彼の首が横にガクッ、と倒れる。
「なんでだ?
俺がいま死ねば、一年間の結婚生活なんて面倒くさいことをせずに、澪音は金が手に入るんだぞ?
しかも、報酬よりも何倍、何十倍もの金が」
「あー……。
そういうことは全く、考えてなかったです」
へらへらと笑って見上げた彼は、そのレンズの幅と同じくらいまで目を見開いていた。
「それにやっぱり、人が死ぬのは悲しいです。
それが、知り合いだと特に。
……家族だと、もっと」
「……すまない、澪音」
そっと、彼の手が私を抱き寄せる。