極上御曹司はかりそめ妻を縛りたい~契約を破ったら即離婚~
なーんて怒って。
まあ、人としてその心配は妥当だろう。
所長からもなにかと心配されていたし。
すぐにうちに引っ越せ、なんて言われたが、ヒルズから会社までの通勤は大変なのでお断りした。
結局、仮とはいえ未来の嫁になにかあると困るということで、つけられる最高ランクホームセキュリティ契約で折り合いをつけたが。

「今日からセレブの奥様……」

準備してくれたベッドの布団は、ふかふかだった。
それこそ、いままで私が寝ていた布団の十倍くらい。

「一年間、頑張らないと……」

この一年無事に過ごせれば、私の夢は叶う。
なら、頑張るのみ、だ。



とはいえ、古渡さんが帰ってくる結婚式前日まで、ひたすらだらだらした。
就職してからずっと、こんな長期の休みはなかったのだ。
少しくらいだらけていてもバチは当たるまい。
それに、ブライダルエステだとか入れられていて、そこそこ忙しかったし。

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