極上御曹司はかりそめ妻を縛りたい~契約を破ったら即離婚~
また、車で空港まで戻った。
「ひいお祖母様はひいお祖父様を亡くして気弱になっているんだ。
それでわざわざ、ひいお祖父様と過ごした、思い出の土地であるここに、入院を」
「そう、なんですか」
古渡さんの顔は少し、淋しげだった。
あの様子からいって、ひいおばあさんを慕っているのだろう。
そんな彼女を元気づけたくて、嘘をついたのはわかる。
でもあれは――本当に嘘だったんだろうか。
「ひいお祖母様にはお気の毒ですが、子供の顔は見せてあげられませんね。
私とあなたの契約の中に、子作りは入っていません」
「それはわからないだろう?
俺は、澪音を本気にさせる」
古渡さんの手が私の顔にかかり、自分の方を向かせる。
レンズの向こうからは艶を含んだ瞳がこちらを見ていた。
「言ったはずだ、俺は澪音が欲しい。
澪音だけが欲しい。
そのためだったら……なんだってする」
「ひいお祖母様はひいお祖父様を亡くして気弱になっているんだ。
それでわざわざ、ひいお祖父様と過ごした、思い出の土地であるここに、入院を」
「そう、なんですか」
古渡さんの顔は少し、淋しげだった。
あの様子からいって、ひいおばあさんを慕っているのだろう。
そんな彼女を元気づけたくて、嘘をついたのはわかる。
でもあれは――本当に嘘だったんだろうか。
「ひいお祖母様にはお気の毒ですが、子供の顔は見せてあげられませんね。
私とあなたの契約の中に、子作りは入っていません」
「それはわからないだろう?
俺は、澪音を本気にさせる」
古渡さんの手が私の顔にかかり、自分の方を向かせる。
レンズの向こうからは艶を含んだ瞳がこちらを見ていた。
「言ったはずだ、俺は澪音が欲しい。
澪音だけが欲しい。
そのためだったら……なんだってする」