極上御曹司はかりそめ妻を縛りたい~契約を破ったら即離婚~
セレクトショップなのか、店内にはお洒落な感じに服をはじめ商品が並んでいる。
しかしそこを通過してさらに奥の部屋へと通された。
シンプルな作りながらソファーの座り心地はよく、それなりのものを使っているのだろうと思わせた。

「今日は奥様のお洋服のご注文でよろしいですか」

「ああ。
夏物と、秋物まで。
靴やバッグもついでにオーダーしたい」

「かしこまりました」

私にはなんの説明もないまま立たされ、いきなり採寸がはじまった。

「ここはリノアがデザイナー兼オーナーをしているショップなんだ。
一般向けにプレタポルテの販売もしているが、主にオーダーメイドで製作している」

「……リノア……?」

それってどこかで、聞いた気が……。

「ああーっ、リノア・クレハ!……さん!」

「はい、そうです」

恥ずかしそうに彼女がはにかむ。
私もあまりに不躾だったと、顔が熱くなった。

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