極上御曹司はかりそめ妻を縛りたい~契約を破ったら即離婚~
だいたい、私ごときが、こんな店のメインパティシエを張るなんて無理なのだ。
やれと言われたら、絶対にお断りしようと思っていた。
「えー、僕は澪音ちゃんの助手だっていうから承知したのに、これじゃ話が違うなー」
一気におじさまが顔を曇らせ、焦った。
「え、無理。
無理ですから。
え、なんで古渡さんもおじさまも笑っているんですか!?」
わたわたしている私を見て、ふたりともくすくすとおかしそうに笑っている。
私はこんなに、困っているというのに!
「冗談だ、澪音。
この店のオーナーは澪音だが、責任者は白井さんになっている。
でも澪音は製菓教室に通いたいと言っていただろ?
ここで彼に習えばいい」
笑いすぎて出た涙を、レンズの下に入れた人差し指の背で古渡さんが拭う。
「……ふたりでからかっていたなんて、酷いです」
「そう怒るな」
私の機嫌を取るように、彼の手がぽんぽんとあたまに触れる。
やれと言われたら、絶対にお断りしようと思っていた。
「えー、僕は澪音ちゃんの助手だっていうから承知したのに、これじゃ話が違うなー」
一気におじさまが顔を曇らせ、焦った。
「え、無理。
無理ですから。
え、なんで古渡さんもおじさまも笑っているんですか!?」
わたわたしている私を見て、ふたりともくすくすとおかしそうに笑っている。
私はこんなに、困っているというのに!
「冗談だ、澪音。
この店のオーナーは澪音だが、責任者は白井さんになっている。
でも澪音は製菓教室に通いたいと言っていただろ?
ここで彼に習えばいい」
笑いすぎて出た涙を、レンズの下に入れた人差し指の背で古渡さんが拭う。
「……ふたりでからかっていたなんて、酷いです」
「そう怒るな」
私の機嫌を取るように、彼の手がぽんぽんとあたまに触れる。