大正蜜恋政略結婚【元号旦那様シリーズ大正編】
帰宅して春江さんに大福を渡すと、大喜びしてくれた。
そして、ネクタイは自室の箪笥の奥にこっそり隠した。
最近敏正さんは忙しく、のんびり話ができないため、ふたりの時間がゆっくり取れるときまで内緒にしておきたいからだ。
ちょっとした秘密は、私の気持ちをワクワクさせた。
翌日は再び津田紡績に向かう。
いつもは敏正さんと一緒に出るのだけれど、今日は得意先に直行するからと一橋さんさんが自動車で迎えに来たので、私はひとり電車に揺られての出社となった。
途中、遠くに見える山々が赤や黄色に色づいていて美しい。
「おはようございます」
元気よく経理部に入ると、松尾さんがすでに仕事を始めていた。
「おはようございます。津田さんはいつも元気ね」
「はい。お手伝いできるのがうれしくて」
こんなに大きな会社なのだから、私なんていてもいなくても変わらないかもしれない。
そして、ネクタイは自室の箪笥の奥にこっそり隠した。
最近敏正さんは忙しく、のんびり話ができないため、ふたりの時間がゆっくり取れるときまで内緒にしておきたいからだ。
ちょっとした秘密は、私の気持ちをワクワクさせた。
翌日は再び津田紡績に向かう。
いつもは敏正さんと一緒に出るのだけれど、今日は得意先に直行するからと一橋さんさんが自動車で迎えに来たので、私はひとり電車に揺られての出社となった。
途中、遠くに見える山々が赤や黄色に色づいていて美しい。
「おはようございます」
元気よく経理部に入ると、松尾さんがすでに仕事を始めていた。
「おはようございます。津田さんはいつも元気ね」
「はい。お手伝いできるのがうれしくて」
こんなに大きな会社なのだから、私なんていてもいなくても変わらないかもしれない。