大正蜜恋政略結婚【元号旦那様シリーズ大正編】
春江さんから敏正さんが今日も遅くなると伝言を聞いた私は、きっとまた吉原に行くのだと落胆した。
「郁子さま、本当に大丈夫ですか? 敏正さまがとても心配していらっしゃって。あまり調子が悪いようならどうにか帰るから、会社に電話を入れるようにと」
「そんな電話なんて。本当に平気です。緊張して気を張っていたから疲れただけですよ」
気分がすぐれないのは病気のせいではない。
春江さんがあまりに心配するので、夕食の膳は用意してもらったものの、半分くらいしか食べられない。
お風呂につかるとすぐに二階に上がり、また自室で床に入った。
そのままうつらうつらしてしまい、目を覚ますともう辺りは真っ暗になっている。
ふと顔を横に向けると、畳の上で横になり目を閉じた敏正さんがスースーと規則正しい呼吸を繰り返していたので驚き、布団をかけた。
今日はお帰りになったのね。
あれから菊乃さんはどうなったのだろう。
「郁子さま、本当に大丈夫ですか? 敏正さまがとても心配していらっしゃって。あまり調子が悪いようならどうにか帰るから、会社に電話を入れるようにと」
「そんな電話なんて。本当に平気です。緊張して気を張っていたから疲れただけですよ」
気分がすぐれないのは病気のせいではない。
春江さんがあまりに心配するので、夕食の膳は用意してもらったものの、半分くらいしか食べられない。
お風呂につかるとすぐに二階に上がり、また自室で床に入った。
そのままうつらうつらしてしまい、目を覚ますともう辺りは真っ暗になっている。
ふと顔を横に向けると、畳の上で横になり目を閉じた敏正さんがスースーと規則正しい呼吸を繰り返していたので驚き、布団をかけた。
今日はお帰りになったのね。
あれから菊乃さんはどうなったのだろう。