大正蜜恋政略結婚【元号旦那様シリーズ大正編】
上機嫌のお母さまは私たちを促して、シャンデリアが灯り、えんじ色の絨毯が敷き詰められた玄関ホールを奥へと進む。
目の前には飴色の手すりが美しい階段があり、二階へと続いていた。
「父上はお戻りになられていますか?」
「先ほど大慌てで帰ってきましたよ。食事を準備させたのだけど、郁子さんお嫌いなものはある?」
お母さまに親しげに話しかけてもらえて、ホッと一安心。
「なんでもいただけます」
「そう。私、牛肉が好きで、ステーキをお願いしておいたの」
「それはよかった。郁子も肉が好きなようだから」
お母さまの言葉に敏正さんが返す。
緊張していたのが嘘のように、いきなり滑らかに会話が進んだ。
「あっ、郁子さん。私たちだけのときはマナーも気になさらずお好きに食べてね。私も最初の頃は失敗ばかりで、緊張で食べた気がしなかったの。でもおいしくいただかないともったいないし」
目の前には飴色の手すりが美しい階段があり、二階へと続いていた。
「父上はお戻りになられていますか?」
「先ほど大慌てで帰ってきましたよ。食事を準備させたのだけど、郁子さんお嫌いなものはある?」
お母さまに親しげに話しかけてもらえて、ホッと一安心。
「なんでもいただけます」
「そう。私、牛肉が好きで、ステーキをお願いしておいたの」
「それはよかった。郁子も肉が好きなようだから」
お母さまの言葉に敏正さんが返す。
緊張していたのが嘘のように、いきなり滑らかに会話が進んだ。
「あっ、郁子さん。私たちだけのときはマナーも気になさらずお好きに食べてね。私も最初の頃は失敗ばかりで、緊張で食べた気がしなかったの。でもおいしくいただかないともったいないし」