Dear boy,Dear girl~ワケあり男子と秘密の同居生活~
冷たい水で頭を冷やし、シャワーをあびて、キッチンに入った。

「おはよ。」

華菜がせせこましく動きながらいう。

「おはよう…」

「お弁当。そこに置いてあるから。」

「あー…サンキュ…」

弁当なんかもう作らなくていいよって言えないのが悔しいとこだ。
でないと俺の昼飯がなくなっちまう…

父さんが西口先生にご飯代も含めて下宿代渡してるらしく俺が毎月もらってるのは五千円だけだ。
あと足りないものは西口先生に言うことになってる。
そんななか自分で昼飯買うなんて言えるわけなかった。

俺はダイニングテーブルに座って朝ごはんを食べ始めた。
ベーコンエッグと厚めのトーストに蜂蜜…
俺が毎朝走ってるから俺だけ分厚めの食パンをいつも用意してくれる…

こんな忙しいなかホントに毎日毎日…文句も言わずに…よくやるよなって、思う…

華菜が俺の前に座って食べ始めた…

無言だ…
いつもならなんか話してる…

俺も何話していいかわからなくて…
食べ終わると立ち上がった。

「ごちそうさま。」

いやだ…こんなの…
華菜とこんなふうになりたかったわけじゃない…


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