Dear boy,Dear girl~ワケあり男子と秘密の同居生活~
「俺は華菜に見に来てほしい。華菜に見てほしい。俺を。」

最終的にはそこだ。俺のこと見せたい。

「直登…。」

「わかってるよ。華菜がもうバスケと関わりたくないって思ってんのは。」

華菜を見た。俺のことをまっすぐ見てる。

「けど、俺はずっとバスケやってくわけで。華菜に拒否されたら俺もつらいし。バスケ見んのつらいんなら、俺のこと見に来るって思ってくれ…」

「行く。」

華菜が突然言った。

「え?」

まっすぐ俺を見たままだ。

「直登を見に行くよ。直登のカッコいいとこ。見たい。」

「いいのか?」

「うん。大丈夫。ここに…家のコートになら立ててるんだもん。ちょっと怖いけど…それより直登を見たい。」

そしてほっぺた赤くしてちょっとヘラって笑った。

かわいい…

思わず抱きしめたくなる衝動を抑える。
一応、西口先生寝てるだろうけど、いるし…。

「じゃ。明日待ってるから。」

「うん。」

華菜がにっこり笑った。
俺のために…来てくれるってのがうれしかった。


< 186 / 343 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop