Dear boy,Dear girl~ワケあり男子と秘密の同居生活~
「華菜?」

「あー。ごめんなさい。すぐでます。」

隆哉だ。
着替えに来たのかと思った。

「あー。着替えるわけじゃないから大丈夫。ちょうどよかった。華菜に頼みたいことあるんだけどいい?」

「え?」

「制服のさあ。ボタンとれちゃって。つけてほしい。」

「ボタン?いい…ですよ。」

ブレザーの?かな?

「じゃあ。よろしく。」

ブレザーの上のボタンだった。

「こことれたまま帰るとカッコ悪いでしょ?」

部室に置いてある裁縫道具を取り出してテーブルに置き、座ったら、向かいに隆哉も座り込んだ。

「いいですよ。練習戻ってください。つけてロッカー入れときます。」

なんかこういうの見られてるのはくすぐったいからやめてほしい。

「ん…いい。俺が見てたいだけだから…」

わたしは顔を上げて一瞬隆哉を見ると、反論しようとしてやめた。

はやくつけてしまおう…

居心地悪いのは…はやく済ませるに限る…

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