Dear boy,Dear girl~ワケあり男子と秘密の同居生活~
高柳君を見るとしきりに言うなって目で合図してる。

やっぱり嫌なのかな。きょうだいの直登にさくらさんに殴られたって知られるのは…。

「えっと…わたしじゃない。」

「は?」

直登はやっぱり怪訝そうにわたしを見た。

「わたしじゃない、ちがう子が…。」

「はぁ…?」

「いや。だからさぁ。他の女になぐられたとこを華菜ちゃんに見られて、ほっぺが赤いってスマホカメラ見せてもらってただけだって話。」

高柳くんは早口で言うと、そっぽを向いた。

「心配すんな。俺、おまえと取り合う気なんてサラサラねぇって。」

「はぁ?何やってんの?バカだな。相変わらずお前。」

「ああ。そうさ。バカだよ。」

直登も納得したみたいだった。


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