Dear boy,Dear girl~ワケあり男子と秘密の同居生活~
「勝負事嫌いなくせに勝負したの?」

「うん。それがそもそもだよね。」

華菜が俯いていた顔を上げた。

「ふーん…。」

俺はたまらなくなって華菜をガバッて抱きしめた。

「どうしたの?」

華菜のにおい…

「そんなんさ。俺が望むと思ってる?」

「わかってるよ。直登はちゃんとマネージャーの仕事しろっていうことは。わたしもそうしたいから看病にもいかなかったわけだし。けど…さくらさんはいつでもそうやって直登のこと助けることできるんだって思ったら…」

「さくらはきょうだいだよ。それ以上でも、以下でもない。」

「うん。」

「けど、華菜がイヤなら…さくらにはああいうことしないでくれってちゃんと言うよ。」

「え?」

「腕くんだりとかさ。」

「うん…」

俺は体をちょっとばかし華菜から離すと華菜を見た。

「いや…です。」

「正直だな。」

「うん。」

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