ワンルーム・ビターキス
【緋和side】



「_______________グスッ…グスッ…」





「…ふはっ、泣きすぎ。いつまで泣いてんの。緋和ー」



「だって…!うぅ…」





涙でくしゃくしゃな顔を見られたくなくて毛布を頭まで被った。


それでも翠にはバレてしまっているらしいから意味がなかったみたい。





翠がそんなに暗い闇を抱えてくれているなんて全く知らなかったから。


自分から聞いたのに泣くなんて1番良くないのに。

私の話じゃないし辛いのは翠なのに。




話を聞いてる間我慢していた分ストッパーが外れたように涙が溢れて止まらなかった。





「お前に泣いてもらうほど今はしんどくないから安心しろよ。」





毛布の上から背中をさする翠の大きな手。





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