子作り契約結婚なのに、エリート社長から夜ごと愛し尽くされました
「金品の授受は無しって、俺の捉えだと、あくまで紬がお礼として俺に渡すものじゃないのか?頼まれた側の俺が、紬にお礼を渡すなんて発想はおかしい」

「ま、まあ、そうだけど……」

「だから、それには該当しない」

きっぱり言い切られてしまった……
でも、ここで譲るわけにはいかない。

「で、でも、育児に関する費用は、一切請求しない約束でしょ?」

「今日の目的は、紬のものだぞ。俺は紬の育児をしているつもりはないんだけど」

完全にバカにしてる顔だ。
こんなの、すり替えてるだけなのに。

「だ、だけど、なにもこんなに高いお店じゃなくても……」

「それを高いと思うかどうかは、個人の捉えだ。俺は初めての妊娠で戸惑いもある中、仕事のことも家のことも手を抜かずに一生懸命やってる紬のために、買ってやりたいと思っただけだ」

柊也さんの心遣いが嬉しくて、不覚にも涙が滲んできてしまう。


私、こんなにも涙もろくなかったはずなのに……





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