子作り契約結婚なのに、エリート社長から夜ごと愛し尽くされました
翌日、綾に連絡を入れていた。

柊也さんの最近の様子と、山岸さんに聞いた女性の存在を話すと、「予定通りうちに住んでも、やっぱりやめたってなってもかまわないからね。いつでも頼っていいから。あっ、でも、私が彼のところに行くまでは、二人で暮らすことになるけどね」って言ってもらえてホッとした。

私の分は記入済みとなっている離婚届も用意した。

赤ちゃんのために購入したものも、綾のマンションに送って保管してもらうことになっている。

あとは、いつ話を切り出すか……

「つっ……」

そんなことを考えていると、お腹に違和感を覚えた。そっと手を当ててみると、いつもより硬くなっている。

ここのところ、こうやってちょこちょこお腹か張ってしまうようになった。
伯母はそろそろ仕事を休むようにって言うけれど、つい、もう少しだけって粘ってしまっていた。
仕事が、唯一の拠りどころだから。


加えて、柊也さんのマンションで、一人でいることが嫌だからなんていう別の理由は、誰にも言えない。


「紬ちゃん、入るわよ」

社長室にやってきた伯母は、お腹に手を当ててわずかに顔を歪める私を見て、慌てて駆け寄ってきた。


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