子作り契約結婚なのに、エリート社長から夜ごと愛し尽くされました
「これ以上、柊也さんに迷惑をかけるわけにはいかない。だから、そろそろ離婚して、マンションを出ようと思う」

伯母は、心底驚いた顔をしている。

「会社に置いてあった赤ちゃんグッズが片付いてたから、てっきり今二人が住んでいる部屋に送ったのかと思ってたけど……」

「ううん。新しく住むところ」

「それはどこ?」

「友達のところ。しばらく部屋を空けることになるから、住んでもいいって言ってくれて……

「紬ちゃんは、それでいいの?」

柊也さんと別れるなんて、嫌に決まってる。でも、そんなことは絶対に言えない。

「いいとか悪いとかじゃなくて、そういう約束だから。これ以上、彼の人生のじゃまはできないよ」

柊也さんは、私が欲しくて欲しくてたまらなかった宝物をくれた。
この子さえいれば、きっと私は大丈夫。強く生きてみせる。

そんな覚悟を決めた私を見て、伯母はそれ以上追求してこなかった。 


柊也さんから返信があったのは、私が寝た後の24時頃だった。
昨夜はそんなに遅かったのかと、いろいろ考えそうになったけれど、これ以上彼とのことを悩むのは無意味だと、無理に止めた。




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