子作り契約結婚なのに、エリート社長から夜ごと愛し尽くされました
「紬。これは破棄するぞ」
夕食後、ゆっくりしていたところに、ちょっと不機嫌な顔をした柊也さんが、何か紙をヒラヒラさせながら近付いてきた。
「なに?それ」
ずいっと近付けられた用紙に目をやる。
「あっ……」
背中に嫌な汗が伝ったのは、その用紙のせいだけじゃない。彼の怒った目にだ。
「ご、ごめんなさい。すぐ捨てます」
慌てる私を尻目に、柊也さんは見せつけるようにビリビリと破り出した。
「いつ書いたんだよ、これ」
「えっと……伯母のマンションに泊まった時だけど……」
ふんと鼻を鳴らす俺様が、怖すぎるんだけど……
「紬は、俺と離婚する気だったんだ」
「いや、えっと……だ、だって、それは….」
うっ……視線が痛すぎる。
「しゅ、柊也さんに本命の人ができたんなら、自由にさせてあげないとって思って……」
あの時は、本気でそう思って準備を進めていたわけで……すっかりその存在を忘れていただけなんです……
「まあ、俺にも落ち度があったから、仕方ないか」
よ、よかった。もう怒ってない……よね?
ずいっと顔を近付けられて、思わず「ひぃ」なんて変な声が漏れる。
夕食後、ゆっくりしていたところに、ちょっと不機嫌な顔をした柊也さんが、何か紙をヒラヒラさせながら近付いてきた。
「なに?それ」
ずいっと近付けられた用紙に目をやる。
「あっ……」
背中に嫌な汗が伝ったのは、その用紙のせいだけじゃない。彼の怒った目にだ。
「ご、ごめんなさい。すぐ捨てます」
慌てる私を尻目に、柊也さんは見せつけるようにビリビリと破り出した。
「いつ書いたんだよ、これ」
「えっと……伯母のマンションに泊まった時だけど……」
ふんと鼻を鳴らす俺様が、怖すぎるんだけど……
「紬は、俺と離婚する気だったんだ」
「いや、えっと……だ、だって、それは….」
うっ……視線が痛すぎる。
「しゅ、柊也さんに本命の人ができたんなら、自由にさせてあげないとって思って……」
あの時は、本気でそう思って準備を進めていたわけで……すっかりその存在を忘れていただけなんです……
「まあ、俺にも落ち度があったから、仕方ないか」
よ、よかった。もう怒ってない……よね?
ずいっと顔を近付けられて、思わず「ひぃ」なんて変な声が漏れる。