子作り契約結婚なのに、エリート社長から夜ごと愛し尽くされました
「ああ、そうか。久しぶりだし、俺に脱がせる楽しみをくれたんだな」

ニヤリとすると、逃げられないことを悟ったのだろう。途端に母親の顔から女の顔に変わるのがわかる。

「え、えっと……お手柔らかにお願いします」

だあー。可愛すぎるだろ。
そんなふうに、目を潤ませながらお願いされたら……

「紬が可愛すぎて、無理」

手加減なんてできる気がしない。

抗議の声なんて、あげさせない。すぐさま、その愛らしい唇を塞いでやる。舌を絡ませて、紬を堪能する。
秒のうちに紬も応えはじめるのは、いつものこと。

もちろん、紬が本当に嫌がるようなことはしない。体に無理をかけるようなことも。
でも、こうやって少しばかり強引にした時に紬も応えてくれると、自分は必要とされているって実感できて、たまらない気持ちになるからやめられない。

最初が少々強引なはじまり方だった。だからなのか、「好きだ」と言われても、どうしても、それは今もか?って、確かめたくなってしまう。
決して、紬の気持ちを疑っているわけじゃないけれど。

実の親に愛してもらえなかったことが影響しているのだろうか?〝愛されている〟という確信が欲しくなってしまうのだ。



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