子作り契約結婚なのに、エリート社長から夜ごと愛し尽くされました
私のここでの勤務は、仕事が片付くまで。遅くなっても最終は18時。橘さんの判断でその日の終了が決まることになっている。
料金は時間に関係なく、一律の設定だ。
だから……

「悠太君、向こうで見ていましょうか?」

思わず大山さんに声をかけていた。

「紬ちゃん、助かるよ。お願いできる?」

「はい」

キッチンのテーブルに、大山さんからもらった塗り絵を広げてあげると、悠太君は嬉々としてやり出した。

「紬ちゃん、見て!!」

時折自慢げに見せてくるのが可愛くて仕方がない。私はその横で、今日の報告書を仕上げていった。



「紬ちゃん、ありがとう。助かったよ」

預かってから30分もしないうちに、大山さんがキッチンへやってきた。

「いえいえ。私、子どもは大好きなので楽しかったですよ。悠太君、また遊ぼうね」

「うん!!」

悠太君は、キラキラした笑顔を残して、大山さんと共に帰っていった。




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