子作り契約結婚なのに、エリート社長から夜ごと愛し尽くされました
「今の仕事をしてなかったら、栄養士とか調理師でもやってたのかなあ。あっ、でも、雇われる側というよりは、やっぱり雇う側がいいんだけど」

「まあ、あんたの野望を叶えようと思ったら、そうなるよね」

野望っていうのはもちろん、夫はいらないけれど子どもは欲しいってこと。
一人で子どもを育てていこうと思ったら、よっぽど融通のきく職か、雇う側にならないと無理だと思う。

「まあ、ね」

「あっ、そうそう。同じゼミだった由利ね、結婚が決まったんだって」

「へえ……」

確か、せっかく大学まで入って学んでいるのに、将来は専業主婦がいいって言っていた子だったはず。その考えは別に否定しないんだけど……

「そろそろね。1回目の結婚ラッシュは」

そういえば、地元の友人の結婚報告も、先日受けていた。

「そうだね」

「次は、30前の駆け込みラッシュよ」

「あはは。そうかもね」


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