子作り契約結婚なのに、エリート社長から夜ごと愛し尽くされました
「ああ……大学入ったすぐにできた彼だっけ?すぐに結婚を視野に入れてって言ってきたのは」

綾に言われて、当時のことを思い起こしてみる。

「そうだったかな……うん、そうだ。ちょっと家にお邪魔して、片付けをして料理を作ってあげたら……言われたね、そんなこと」

「そういうのってさあ、嬉しいとか思わないの?ほら、付き合いたての盛り上がってる時とかって、特にさあ」

「全く。それで冷めたもん。だって、考えてもみてよ。これからやりたいことを見つけて、挑戦して……なんて期待を膨らませている時に、結婚を視野にだよ。なにそれ。なんでそんなのに縛られなきゃいけないのって思ったわ」

「相変わらずねぇ……」

呆れ顔の綾に、口を窄めて不機嫌をアピールする。
そりゃ、私だって結婚に憧れる女の子の気持ちもわからなくはないよ。たぶん。なんとなく……
でも、自分はそうじゃないってだけ。




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