子作り契約結婚なのに、エリート社長から夜ごと愛し尽くされました
〝ヤレばいいのよ〟

…………

ヤル?


一拍遅れて理解すると、なぜか赤面してしまった。
結婚に憧れはなくても、乙女心はあるわけで……

「そ、それはそれで恥ずかしいというか……そもそも、相手に迷惑かけちゃうじゃない」

認知とか、先々その人が結婚しようとした時、隠し子がいるとか足枷になっちゃうし。遺産相続なんて問題も。
ああ、むしろ迷惑でしかないじゃん。

頭を抱えてしまった私を、綾はくすくす笑っている。

「まあまあ、社長さん。そんなの簡単なことよ。あらかじめ条件を決めて、お互い納得できたら子作りすればいいじゃないの」

「こ、こづ、子作り!?」

間違いなく、頬はさらに赤くなっているだろう。
つまり、そういう話をしてるんだけど、〝ヤル〟発言に続いて〝子作り〟発言。友人の前で話すのも、かなり恥ずかしい。
友人じゃなきゃなおさらだ。

「もう。子どもが欲しいって言うわりに、意外と初心なんだから」

「意外ととはなによ、意外ととは」

「事実でしょ?」

私だって、そういう経験がないわけじゃない。数人と付き合ってきて、そういう関係にもなったけど。

でも、恥じらいってものがあるでしょうが!!



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