子作り契約結婚なのに、エリート社長から夜ごと愛し尽くされました
私の気持ちが揺れ始めていることなんて、彼にはお見通しなのだろう。余裕たっぷりな様子でこちらを見ている。

「どうだ、紬。俺を逃したら次は見つかるか?それとも、大金を注ぎ込んで見ず知らずのやつの種を買うのか?それだって、一回で成功する保証はどこにもないんだぞ。俺だったら無償で協力してやるぞ。できるまでな」

こう矢継ぎ早によいことばかり言われていると、本当に彼の言う通りな気がしてくる。この人より良い条件の人なんて、見つかりっこないだろう。

おまけに、このダダ漏れな色気……


「確かに、橘さんは私の条件を満たしてくれる最良の人な気がしますけど……」

「だろ?」

悔しいけど、今のところ欠点といえば仕事関係の人ってぐらいだ。でも、この人はそんなこと気にもしてなさそう。

くすっと笑いをこぼした橘さんを見る。



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