子作り契約結婚なのに、エリート社長から夜ごと愛し尽くされました
「そうだ。いいこと考えたぞ」

いや、それ絶対いいことじゃないでしょ?
そんな悪巧みでもしてそうな顔で言われたら、とてもじゃないけど言葉通りには受け取れない。

それでも耳を傾ける姿勢を見せてしまうのは、私が酔っているせいだろうか。

「紬、明日は休みか?」

「ええ、まあ……」

な、なんだろう。
このタイミングで、明日の休みを確認されるとか……

「ちょうどいい」

満面の笑みを浮かべた、悪そうなイケメン。それ、私にとっては絶対よくないでしょうよ。

「お試し期間を設けてやるよ」

「は?」

お試し、期間…………?

「体の相性、試しとかないとな。そこは重要なポイントだろ?」

そう言って、私の頭から胸元まで、見える範囲を舐め回すように見られて、思わずブルリと体が震えた。

ちゃんと服を着ているんだし、何も見えていないことはわかっているけれど、思わず体を隠すように両手で自身の体を抱きしめた。



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