子作り契約結婚なのに、エリート社長から夜ごと愛し尽くされました
「で、でも、仕事絡みの人とこんなこと……」

「こんなこともなにも、もうやっちゃったんだけど?朝1回だろ?風呂場で1回と……」

「わあーーーー」

指折り数え出した橘さんの手を掴んで遮る。
なにしてくれてんだ、この人は!!

「わお、積極的だねぇ、つ・む・ぎちゃん」

逆にぎゅっと握り返されて、離してもらえず……

「ち、違いますから!!」

焦る私を無視して、掴んだ手にそっと口付けられてしまう。
それにどんな意味があるのか、考える余裕はない。


「た、橘さんにはメリットがありません。あったとしても、デメリットが大きすぎます!!」

メリット……

〝紬とヤレるんだろ?ナマで〟

なんて、昨夜の彼の言葉を口に出す勇気はない。た、たとえ、それを本当にメリットだと捉えられていたとしても。
それにしたって、やっぱりデメリットが大きすぎる。

「でも、紬はそういう相手を探してるんだろ?」

「そ、そうですけど……」

確かに彼のいう通りだ。
考えてみれば、結局誰が相手であっても同じことで、同じ悩みにぶつかることは目に見えているわけで……

だとしたら、やっぱり大金を注ぎ込んで、ちゃんとした機関に頼るしかなくなってくるわけで……




< 65 / 250 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop