子作り契約結婚なのに、エリート社長から夜ごと愛し尽くされました
●親権、養育権は母親
●育児に関する費用は請求しない
●財産分与の要求はしない

何やら考えながら橘さんが打ち込んでいく条件は、まさしく私の思っているものばかり。

●協力に対する金品の授受は一切なし

「ま、待ってください」

「なに?」

「これ、私側の主張ばかりです。橘さん側の条件は?」

「俺?うーん……」

●必要に応じて恋人のフリをする

「は?」

「女よけだよ」

なるほど。お金を稼ぐイケメンだ。寄ってくる女性も多いのだろう。

「じゃ、じゃあ、付け足しで。橘さんは私以外の女性とそういうことがあってもいいというか……浮気とは違いますけど、自由にしていただいて……」

「は?」

途端にじろりと睨まれた。
すっごく不機嫌そうなんだけど……

「え、えっと……私の方はもちろん、他の人とそういうことはしません。そもそも、万が一誰の子かわからなくなるのは困るので。
けれど、橘さんまで縛り付けるわけにはいきません。結婚を考える年齢でもありますし、そうしたい人が見つかれば、いつでもそうしていただくってことで。あっ、その時は期間に関係なく、契約終了で……」

ますます不機嫌そうなんですけど……


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