可愛い腹黒後輩の溺愛が甘い。

 な、なんか気まずい……。

「……スズの、じゃなくて鈴様の彼女なのか?」

「は、はい……」

「……っそ、さっさと戻れ」

「あ、はい」

 な、なんだったんだろう……?

 気まずかったから話しかけてくれたのかな……?

 だとしたらありがたいな。

「先輩〜」

「あ!鈴くん!」

 思わずギュッと鈴くんに抱きついた。

「っ、髪の毛濡れてるよ?」

「わっ!本当だ……」

 一応結構拭いたつもりだったんだけど……。
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