可愛い腹黒後輩の溺愛が甘い。
「えへへ、ありがとう、鈴くんもカッコいいよ!」

「ぷっ、可愛いって言わないんだね」

「えっ!ダメだったかな……?」

「ううん、嬉しいよ」

 偽りのない笑顔を見せてくれた鈴くんに、心の中で胸を撫で下ろした。

「じゃあ車乗って」

「う、うん!」

 手をソッと引かれて、思わずその動作にも心臓がドキドキ言っていた。

 いつもは可愛いのに、今はとても紳士的で、ドキドキする……。         
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