アオハルの続きは、大人のキスから
俊作から衝撃的な告白をされた翌日。小鈴は、休暇で自宅マンションにいた。
ここ数日中に起きた様々なことが小鈴にのし掛かってきて、休日だというのに気持ちが休まらない。
明日には店で俊作に会うことになる。まずは昨日のことを話さなければならないだろう。
小鈴としては、断るつもりだ。俊作にはいつも見守ってもらっていることはわかっている。だけど、俊作と同等の気持ちが返せない以上、早めに断るべきだろう。
小鈴の心には、今も尚、久遠のことで溢れている。
久遠には止められているので本人に気持ちを伝えていないが、模擬結婚式が終わったらずっと好きだったと伝えるつもりだ。
だけど、脳裏には昨夜の俊作がチラチラと浮かんでは消えて、気が重くなる。
あとは、久遠の誤解を解かなければならないだろう。
一応、メールでは誤解だという旨を入れておいたが、返事が来ない。仕事で忙しいのだろうか。
また近いうちに久遠と直接会い、誤解を解いた方がいいだろう。
落ち込む気持ちを払拭させたくて大好きなミルクティーを入れて呑んでいると、叔父から連絡が来た。
時間があるようなら本店に顔を出してほしいという打診だ。特に用事がなかった小鈴は行くことを了承して電話を切ったが、なんとも言えない不安が脳裏を過る。
叔父が直接小鈴に連絡してきたことは、覚えている限り一度もなかったはずだ。
それなのに、どうして叔父はいきなり小鈴に連絡を寄こしてきたのか。なにか用事があるなら、叔父ではなく叔母が連絡してくるはずなのだが……
椿からも特にこれといって連絡は来ていない。
ということは、叔父だけの判断で小鈴に連絡を寄こしてきたのだろう。だからこそ、ますますこの状況に恐れをなしてしまうのだ。