アオハルの続きは、大人のキスから
「小鈴。何度も言っているが、小鈴のことを迷惑だなんて思ったことはない。それは、私もうちの家族だってそうだ。そんな悲しいこと言うんじゃない」
「ごめんなさい。……ありがとう、叔父さん」
「お前は姉さんの大事な一人娘だ。私がお前を見守るのは当然のこと。お前はもっと甘えればいい」
「甘えているよ? 叔父さん」
なんだか泣きそうだ。叔父は小鈴に背を向けたあと、ポツリと呟いた。
「小鈴はうちの子だ」
鼻の奥がツンと痛くなる。母が亡くなって途方に暮れていた小鈴に、すぐさま手を差し伸べてくれたのは叔父夫婦だ。彼らがいなかったら、小鈴は今頃どうなっていたことだろう。
大学を出ることはできなかったかもしれない、こうして着物に携わる喜びを得ることもできなかっただろう。感謝しても、しきれないほどだ。