極上御曹司に初めてを捧ぐ~今夜も君を手放せない~
「その会長が優って仰ってたのは?」
重要なのはそこだ。
「ああ。ここだけの話、北條は沖田会長の孫で社長の甥なんだ。周囲には秘密にしてるけどね。名字が違うのは、北條の母方の祖父だからでね。会社で知ってるのも俺と社長秘書の朝井さんだけ。藤原さんもこのことは内緒ね」
優が……会長の孫。
驚くと同時に納得してしまう。
優の豪華なマンションはおじいさんが所有していると言っていたし、彼の持つオーラとか普通の人と違うと感じていた。
「あの……どうして私を会長に紹介したんですか?」
優の部下として紹介したんじゃないと思う。
「『優の嫁はどこだ?』って会長に聞かれてさあ。それで、藤原さんを紹介した訳」
優の嫁〜!
「ちょ……ちょっと待ってください。私は部長の嫁じゃありませんよ」
顔を青くして反論する私を見て彼はニヤリとする。
「でも、今北條と一緒に住んでるよね?」
うわっ、そのこと知ってるんだ。
多分、昨日酔って寝ていた私を優が連れて帰ったからだろう。
< 135 / 243 >

この作品をシェア

pagetop