極上御曹司に初めてを捧ぐ~今夜も君を手放せない~
隣の席の朝井くんが心配そうに私の顔を覗き込む。
パソコンの画面を見ると、【?】で半分埋まっていた。
「……ホントだ。ちょっと人生に行き詰っちゃってね」
自虐的に返す私に彼はどこか楽しげに目を光らせた。
「そういう時はスーパマンに相談すればいいじゃないですか」
「スーパーマン?」
ポカンとする私に彼は顔を近づけ、声を潜めた。
「部長ですよ」
あー、君も昨日焼肉店に行ったもんね。
優と同居してるのバレバレ。
言い訳する気も失せて溜め息交じりに返した。
「その人が悩みの種なのよ」
「藤原さんはいろいろ深く考えすぎです。結婚考えてないって言ってましたけど、部長はいいと思いますよ。昨日藤原さんが店で寝ちゃった時も優しく膝枕してあげてましたからね」
朝井くんの話を聞いてギョッとしていたら、咲が現れた。
「なんだか楽しそうな話してるわね。膝枕って何?」
咲の質問に朝井くんはニコニコしながら答える。
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