極上御曹司に初めてを捧ぐ~今夜も君を手放せない~
【今日会長に会いました。私のことを将来の嫁と誤解しているようなのでちゃんと訂正しておいてください】
朝、うちの家族が何か言ってきたらって忠告したのは、今考えれば会長のことだったのね。
朝の電話も会長からだったのかもしれない。
せめて会長の孫ってことくらい教えて欲しかったな。
すぐに既読がついて彼から返信が来た。
数メートル先に優がいるのに、ラインでやり取りするのも変な感じだ。
なんだかやましいことをしているみたい。
【悪い。じいさんには言っておく。今夜は会議があって帰りが九時くらいになる】
今夜は九時か。
あまりダラける時間はなさそう。
いや、ダラけて梅酒飲んだから困った事態に陥ったのよね。
しばらく自重しよう。
【了解しました】
そう返事をすると、彼と目が合って慌てて逸らした。
あー、何やってんだろ。
意識しまくりじゃないの。
ここは会社。
ちゃんと仕事しなきゃ。
自分に喝を入れて打合せ、海外とのテレビ会議、報告書の作成等の業務をこなし、優のマンションに帰宅。
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