極上御曹司に初めてを捧ぐ~今夜も君を手放せない~
優と一緒にエレベーターを降りて海外企画部に向かうと滝川さんが後ろからやってきて声をかけられた。
「なんだ。今日来たんだ?ふたりとも有給とって休めばよかったのに。イブだしさあ」
「その言葉、そっくりそのままお前に返す」
優がフッと笑みを浮かべてそう言えば、滝川さんはハハッと苦笑いする。
「うちは付き合いが長いから、イブだからって騒がないよ。彼女も大人だし」
長年連れ添った夫婦的な言葉。
「そんなことありませんよ。やっぱりイブは特別だと思います。ちゃんと時間作ってふたりで過ごしてください」
私の主張を聞いて滝川さんは引き気味に頷いた。
「まあ。何か考えるよ」
海外企画部に入ると、栗田さんもすでに来ていて目が合った。
何か言いたげな顔をしているが気にしない。
「おはようございます」と挨拶をして自席に向かう。
専務や佐藤課長がいなくなってから、後ろ楯がなくなって彼女の勤務態度が少し改善されたが、それでも面倒な仕事は私に押し付けることが多い。
「なんだ。今日来たんだ?ふたりとも有給とって休めばよかったのに。イブだしさあ」
「その言葉、そっくりそのままお前に返す」
優がフッと笑みを浮かべてそう言えば、滝川さんはハハッと苦笑いする。
「うちは付き合いが長いから、イブだからって騒がないよ。彼女も大人だし」
長年連れ添った夫婦的な言葉。
「そんなことありませんよ。やっぱりイブは特別だと思います。ちゃんと時間作ってふたりで過ごしてください」
私の主張を聞いて滝川さんは引き気味に頷いた。
「まあ。何か考えるよ」
海外企画部に入ると、栗田さんもすでに来ていて目が合った。
何か言いたげな顔をしているが気にしない。
「おはようございます」と挨拶をして自席に向かう。
専務や佐藤課長がいなくなってから、後ろ楯がなくなって彼女の勤務態度が少し改善されたが、それでも面倒な仕事は私に押し付けることが多い。