極上御曹司に初めてを捧ぐ~今夜も君を手放せない~
「何度も同じことを言わせるな。今は仕事も終わったし、部長じゃない。切り替えろよ」
頭ごなしに言われてカチンときたが、反論したらまた言い返される。
黙って口を閉じていたら、北條さんの運転が上手いせいか不覚にもうとうとしてしまい、アパートに着くまでそのまま寝てしまった。
「……梨乃、着いたぞ」
北條さんに肩を叩かれパッと目を開ける。
……嘘。寝てた?
「すみません。寝ちゃって。送って頂いてありがとうございました」
恥ずかしくて部長の顔も見れない。
手櫛でさっと髪を直し、シートベルトを外して車を降りる。
「おやすみなさい」
ペコリと頭を下げて自分の部屋に向かうが、北條さんの車はまだあった。
多分、私が部屋に入るまで見届けるつもりなのだろう。
ホント紳士だわ。
親友の妹だからってそこまでしなくてもいいのに。
バッグから鍵を取り出して開けようとするが、すでに鍵は開いていた。
今朝しっかり鍵を閉めたはずだ。
頭ごなしに言われてカチンときたが、反論したらまた言い返される。
黙って口を閉じていたら、北條さんの運転が上手いせいか不覚にもうとうとしてしまい、アパートに着くまでそのまま寝てしまった。
「……梨乃、着いたぞ」
北條さんに肩を叩かれパッと目を開ける。
……嘘。寝てた?
「すみません。寝ちゃって。送って頂いてありがとうございました」
恥ずかしくて部長の顔も見れない。
手櫛でさっと髪を直し、シートベルトを外して車を降りる。
「おやすみなさい」
ペコリと頭を下げて自分の部屋に向かうが、北條さんの車はまだあった。
多分、私が部屋に入るまで見届けるつもりなのだろう。
ホント紳士だわ。
親友の妹だからってそこまでしなくてもいいのに。
バッグから鍵を取り出して開けようとするが、すでに鍵は開いていた。
今朝しっかり鍵を閉めたはずだ。