俺様イケメン社長は同級生⁉️～今も昔も君に夢中～

｢どうぞ｣

｢お邪魔します。なんか緊張する｣

｢何で？｣

｢何となく？｣

｢プッ。何で疑問形？｣

｢もう！揶揄わないで。出発しよう｣

｢ククッ。わかったわかった｣

可愛い愛莉に癒されながら、愛莉の実家に向かうのだった。

土曜日の行楽日和という事もあって、やはり到着までは2時間以上掛かった。
ただ友哉は、運転しながら色々な話が愛莉と出来て、もっと渋滞してくれてもいいのにと思う程だった。

｢愛莉、懐かしい景色だなぁ｣

｢友哉くんの実家はどの辺なの？｣

｢隣町だよ。彰の実家とめちゃめちゃ近くなんだ｣

｢そっか。今回は帰らなくていいの？｣

｢今回の引っ越しが無事終わって、落ち着いたら愛莉も一緒に帰ってくれないか？｣

｢エッ？私も行っていいの？｣

友哉の意図は全く伝わっていない様だが、次回実家に顔を出す時は愛莉との結婚を報告する為だと決めている。

｢ああ。近々行こうな｣と答える友哉だった。