王子なドクターに恋をしたら
あたしと一緒に?
一瞬ドキッとしたけど、これはただのリップサービスなんじゃないだろうか?
そんなこと絶対思ってないでしょ?と言わんばかりにじっとりと見上げると意図が通じたのか和泉くんが困った顔で苦笑いする。
「じゃあ約束しよう。7月に必ずまたここに来るよ。絶対千雪と一緒にラベンダーを見に行く」
立ち止まった和泉くんは「指切り」と細くて綺麗な小指をあたしに向けた。
小指と和泉くんの顔を交互に見ておずおずとその指に自分の小指を絡めた。
「指切りげんまん嘘ついたら針千本…いや、嘘ついたら千雪の言うことなんでも聞くよ」
「え?なんでも?」
「うん、絶対約束は守るけど万が一のために。何をして欲しいか考えておいてね?」
にっこり笑う和泉くんにあたしの頭はこれ以上ないくらい回転した。
和泉くんは忙しいお医者様だし、休暇を取って来ることも出来ると思うけど、きっと、約束は守られないって思った。
だから、一つだけお願いを聞いてもらえるなら…
「もう一度…もう一度だけ、あたしと逢って」
「え?」
「和泉くんが約束破ったら、いつでもいいからもう一度だけあたしと逢って欲しい」
二度と逢えないより、逢う約束をしていた方がきっといい。
それが何ヶ月後でも何年後でもいい、和泉くんはそれでも逢いたいと思える人だと思ったから。
冴えない頭で一生懸命考えた答えがこれだった。
一瞬ドキッとしたけど、これはただのリップサービスなんじゃないだろうか?
そんなこと絶対思ってないでしょ?と言わんばかりにじっとりと見上げると意図が通じたのか和泉くんが困った顔で苦笑いする。
「じゃあ約束しよう。7月に必ずまたここに来るよ。絶対千雪と一緒にラベンダーを見に行く」
立ち止まった和泉くんは「指切り」と細くて綺麗な小指をあたしに向けた。
小指と和泉くんの顔を交互に見ておずおずとその指に自分の小指を絡めた。
「指切りげんまん嘘ついたら針千本…いや、嘘ついたら千雪の言うことなんでも聞くよ」
「え?なんでも?」
「うん、絶対約束は守るけど万が一のために。何をして欲しいか考えておいてね?」
にっこり笑う和泉くんにあたしの頭はこれ以上ないくらい回転した。
和泉くんは忙しいお医者様だし、休暇を取って来ることも出来ると思うけど、きっと、約束は守られないって思った。
だから、一つだけお願いを聞いてもらえるなら…
「もう一度…もう一度だけ、あたしと逢って」
「え?」
「和泉くんが約束破ったら、いつでもいいからもう一度だけあたしと逢って欲しい」
二度と逢えないより、逢う約束をしていた方がきっといい。
それが何ヶ月後でも何年後でもいい、和泉くんはそれでも逢いたいと思える人だと思ったから。
冴えない頭で一生懸命考えた答えがこれだった。