王子なドクターに恋をしたら
「今日は思う存分お買い物しましょう!」
お昼過ぎ、テンションの高い聡子さんを筆頭に叶ちゃんとベビーカーを押したあたしが付いていく。
大きなお腹が押しにくそうだったからあたしがベビーカーを押すのを申し出た。
來翔くんはにこにことご機嫌でかわいい笑顔に頬がほころんだ。
気持ちいい天気の中3日前よりピンク色が濃くなった桜並木をのんびり歩きながらマホロバに向かった。
この間はあまり周りを見る余裕もなかったけど、改めて見ると日本文化を紹介する施設だけあって和と近代的な雰囲気が調和されたとても素敵な店内だった。
ただ、どれもこれも高級品であたしには手が出せない代物ばかり。
叶ちゃんも毎日のように来てるから特に買うものも無くて二人でお付きのように聡子さんの買い物に付き合う形になっていた。
でも、見て回るだけでも楽しかった。
叶ちゃんのお友達がいる和小物のお店はんなりではあたしと同い年の茉子ちゃんがいておしゃべりに花が咲いた。
お隣の呉服屋さんに彼氏がいるそうで仕事場がお隣同志なんてなんて羨ましいなんて思ってしまった。
お店は可愛い小物がいっぱいあってここでお母さんや明日美にお土産を買った。