王子なドクターに恋をしたら
翌日も叶ちゃんは少し元気を取り戻したみたいだけど、調子は戻ってないみたいで心配した。
お昼御飯も食欲が無いみたいで少ししかとってない。

「もしかしたら出産が近いのかもね」

「え?」

「そうかもしれません。陣痛までいかないけどお腹の張りが頻繁に起きてるようですから」

「そう、今夜あたり来るかもね」

「はい」

「ええっ!?」

聡子さんと叶ちゃんの会話にあたしは驚くばかりだ。

ど、どど、どうしよう!
あたしはどうしたらいいの?
出産に立ち会うなんて初めての事でおろおろするあたしを余所に二人は落ち着いていてあたしを見てクスクス笑った。

「千雪さんが慌ててどうするの、心配しなくてもすぐどうこうなることはないわ。落ち着いて?」

「は、はい…」

「千雪ちゃん心配してくれてありがとう。でも私は大丈夫。二人目だからこの後どうするかもわかってるし、まだ陣痛ではないから」

「う、うん。でも、陣痛ってすごく痛いんでしょ?私に出来る事があったら我慢しないで言ってね」

「ふふ、ありがとう。千雪ちゃんと聡子さんがいてくれて心強いわ」

「流星さんには連絡しておいた方がいいわね。帰って来れるかわからないけど言っておかないときっと流星さん怒るでしょ?」

「そうですね」

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