王子なドクターに恋をしたら
すごく綺麗で、思わず食い入るように見つめてしまった。
「千雪―、今日は友達と出掛けるから夜ご飯いらないんだよねー?って、え?」
奥へ引っ込んでたお母さんがお店に出てきて、和泉くんを見て絶句した。
「…あ、お客さんいたのね。って…まさか、噂のハーフの先生?」
我に返ったお母さんが不躾にもそんなことを言ったものだから、和泉さんは困った顔をした。
「お、お母さん!失礼だよ!」
「あっごめんなさい!失礼しました。あの、でもどうしてこちらに?」
もう閉店時間なのですがと遠慮気味に言ったお母さんに和泉くんは姿勢を正してお母さんに向き直った。
「その、千雪さんの友達というのが僕でして。すいませんが今夜千雪さんをお借りしてよろしいですか?あまり遅くならないうちに帰りますので」
「え!ええ!?」
ビックリ仰天したお母さんは思わずおとーさーん!!と叫んでいた。
何事だ!と出てきたお父さんは和泉くんを見てギョッとする。
でも、すぐ冷静になって、お父さんも噂は知ってるみたいで、臨時で来た先生かと呟いた。
「千雪―、今日は友達と出掛けるから夜ご飯いらないんだよねー?って、え?」
奥へ引っ込んでたお母さんがお店に出てきて、和泉くんを見て絶句した。
「…あ、お客さんいたのね。って…まさか、噂のハーフの先生?」
我に返ったお母さんが不躾にもそんなことを言ったものだから、和泉さんは困った顔をした。
「お、お母さん!失礼だよ!」
「あっごめんなさい!失礼しました。あの、でもどうしてこちらに?」
もう閉店時間なのですがと遠慮気味に言ったお母さんに和泉くんは姿勢を正してお母さんに向き直った。
「その、千雪さんの友達というのが僕でして。すいませんが今夜千雪さんをお借りしてよろしいですか?あまり遅くならないうちに帰りますので」
「え!ええ!?」
ビックリ仰天したお母さんは思わずおとーさーん!!と叫んでいた。
何事だ!と出てきたお父さんは和泉くんを見てギョッとする。
でも、すぐ冷静になって、お父さんも噂は知ってるみたいで、臨時で来た先生かと呟いた。