王子なドクターに恋をしたら
耳を押し付ければトクトクと規則正しい鼓動が聞こえる。

和泉くんも時々こうしてあたしの心音を聞いては微笑みキスをしてくれた。
職業病なのかな、こうやって心音を聞いてると安心するんだって照れながら言う和泉くんにキュンとしてあたしはドキドキが増していくんだ。

もぞもぞと顔を上へ向ければ愛しいブルーの瞳があたしを映し出し、チュとおでこにキスをくれる。

幸せだ……。
和泉くんととこうしていられる時間は一度しか無かったけど、また触れ合えてこうやって包まれてるとあたしは幸せに満たされて今までの寂しさが嘘のように消えていく。
ずっとずっとこうしていたい…。

「明日もあるし今日はもう眠ろう」

「うん…明日楽しみだな」

「僕もだよ、千雪」

ふわっとキスをされて微笑み合ってまたキスをして。
あたし達は隙間なく抱き合い眠りについた。



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