罪か、それとも愛か
「あれ?ここは19時開店だったよな?こんな時間からやってるのか?」
ドアを乱暴に開けて店内に入ってきたのは、見るからにヤクザ風の男。
黒川だった。
「あ、すみません!!
違うんですぅ、うちの女の子がお友達を連れてきたもので、ちょっと話をする場所を提供させてもらっただけなんですぅー。
桜木組の皆さまのお手を煩わせるようなことではございませんのでぇ」
奥にいた中年の男が大慌てで飛び出してきて、黒川にペコペコと頭を下げる。
その隙に琴羽は愛紗から逃げようとした。
「あっ、まて!」
黒服の男が慌てて琴羽の肩を掴もうと手を伸ばす。
次の瞬間。
急に琴羽の視界が遮られた。
突然現れた冬輝が琴羽をその背で守るように立ちはだかり、黒服の男の腕を掴んだのだ。
「み、水上くん⁉︎ど、どうしてここに」
愛紗がサッと青ざめる。冬輝は表情をこわばらせて黒川に黒服の男を引き渡した。
「琴羽から連絡があった時、たまたま黒川さんと一緒にいた。役に立てることがあるかと思って連れてきてもらったんだ。
まさか宮崎が琴羽にこんなことするなんて。
恨むなら君を好きになれなかった俺を恨めよ。
関係のない琴羽に仇をなした君を。
俺は。絶対に。
……許さない」
冬輝に振られたのは琴羽のせいだと思っていた愛紗にとって、『君を好きになれなかった』という冬輝の言葉は精神的に打ちのめされる一言だった。
ドアを乱暴に開けて店内に入ってきたのは、見るからにヤクザ風の男。
黒川だった。
「あ、すみません!!
違うんですぅ、うちの女の子がお友達を連れてきたもので、ちょっと話をする場所を提供させてもらっただけなんですぅー。
桜木組の皆さまのお手を煩わせるようなことではございませんのでぇ」
奥にいた中年の男が大慌てで飛び出してきて、黒川にペコペコと頭を下げる。
その隙に琴羽は愛紗から逃げようとした。
「あっ、まて!」
黒服の男が慌てて琴羽の肩を掴もうと手を伸ばす。
次の瞬間。
急に琴羽の視界が遮られた。
突然現れた冬輝が琴羽をその背で守るように立ちはだかり、黒服の男の腕を掴んだのだ。
「み、水上くん⁉︎ど、どうしてここに」
愛紗がサッと青ざめる。冬輝は表情をこわばらせて黒川に黒服の男を引き渡した。
「琴羽から連絡があった時、たまたま黒川さんと一緒にいた。役に立てることがあるかと思って連れてきてもらったんだ。
まさか宮崎が琴羽にこんなことするなんて。
恨むなら君を好きになれなかった俺を恨めよ。
関係のない琴羽に仇をなした君を。
俺は。絶対に。
……許さない」
冬輝に振られたのは琴羽のせいだと思っていた愛紗にとって、『君を好きになれなかった』という冬輝の言葉は精神的に打ちのめされる一言だった。